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カビ知らずの浴室を作る! リフォーム設計のポイントとは? 二章

ユニットバス写真

 

 

【目次】

 

 

●素材と仕上げが決め手になる防カビ設計
●抗菌・防カビ仕様の壁パネル・床材の比較
●浴槽素材と表面処理の選び方(FRP、人工大理石、ホーロー等)
●目地レス設計・コーキング最適化による隙間削減
●シール剤(コーキング剤・シーリング剤)選びと施工時注意点
●構造・排水設計で再び生えにくい浴室にする工夫
●浴槽縁回り・取合い処理の水切り設計
●排水勾配・排水口の位置最適化
●ふた溝・ステップ部の通気・清掃性設計
●追い焚き配管・断熱配管による結露抑制

 

 

 

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I素材と仕上げが決め手になる防カビ設計

浴室のリフォームにおいて、湿気対策と並んで重要なのが「どのような素材を選ぶか」です。カビは目に見える表面だけでなく、素材のわずかな隙間や目地にも発生します。そのため、素材そのものに防カビ性能があるか、仕上げ方が水や汚れを弾く構造になっているかが、浴室を清潔に保つための分かれ道となります。

 

 

 

I抗菌・防カビ仕様の壁パネル・床材の比較

現在の浴室リフォーム市場には、防カビ加工が施された壁材や床材が多数登場しています。たとえば、表面がつるっとしたパネルタイプの壁材は、水や汚れが付きにくく、カビの繁殖を抑えるうえで有効です。また、抗菌素材が練り込まれている床材であれば、足元のぬめりや黒ずみを予防する効果が期待できます。 一方で、タイル仕上げや目地が多いデザインは、掃除の手間が増え、カビの温床となるリスクも高まります。デザイン性も大切ですが、日々の手入れやカビの発生しにくさを重視した選び方が望まれます。

 

 

 

I浴槽素材と表面処理の選び方(FRP、人工大理石、ホーロー等)

浴槽本体の素材も、防カビ性に大きく関係します。比較的手ごろな価格で使いやすい「FRP(繊維強化プラスチック)」は軽量で施工しやすく、表面が滑らかなため汚れにくいというメリットがあります。 一方、高級感と耐久性を兼ね備えた「人工大理石」や「ホーロー」も人気です。これらの素材は表面が硬く、細かい傷がつきにくいため、カビの原因となる皮脂汚れが入り込みにくい特長があります。表面に防汚加工を施したタイプを選ぶと、さらに清掃性が向上します。

 

 

 

I目地レス設計・コーキング最適化による隙間削減

 

カビの根本原因のひとつは「隙間」です。壁や床、浴槽との取り合い部分に目地やコーキング(シーリング)が多く使われている場合、そこに水分や汚れがたまり、カビが発生しやすくなります。 最近の浴室ユニットでは、目地をできる限り少なくする“目地レス”設計が主流となりつつあります。特に床と壁の継ぎ目に段差や隙間がない構造にすることで、清掃のしやすさと防カビ性を両立できます。

 

 

 

Iシール剤(コーキング剤・シーリング剤)選びと施工時注意点

浴室の防水には欠かせないシーリング材ですが、素材によっては時間とともに硬化・変色し、そこにカビが根を張ることもあります。そのため、リフォーム時には防カビ成分が配合された高耐久タイプのシーリング材を選ぶことが重要です。 また、施工技術も見逃せません。どれほど良い材料を使っていても、隙間が空いていたり、厚みが足りなかったりすれば意味がありません。きちんと経験のある施工業者に任せ、丁寧な下地処理と適切な施工が行われているかを確認することが、長持ちする浴室づくりの鍵となります。
カビの発生は素材の選び方とその使い方で大きく変わります。見えない部分ほど、丁寧に選ばれた素材と正しい施工が求められます。リフォームの際は、見た目の美しさだけでなく、長く快適に使える浴室を目指して、細部まで気を配りましょう。

 

 

 

I構造・排水設計で再び生えにくい浴室にする工夫

浴室のカビ対策というと、素材や換気の工夫に注目が集まりがちですが、実は「構造」や「排水の流れ」を見直すことも非常に効果的です。水がたまりにくく、乾きやすい構造にすることで、湿気の残留を防ぎ、結果としてカビの発生を大きく抑えることができます。リフォームの際には、日常の使用動線や水の流れまで意識した設計が、快適で清潔な浴室を長く保つための鍵となります。

 

 

 

I浴槽縁回り・取合い処理の水切り設計

浴槽と壁、床が接する部分は、湿気がたまりやすくカビが繁殖しやすい場所です。この「取り合い部」に水が溜まらないように設計することが重要です。 最近のユニットバスでは、浴槽の縁に水切り機能を持たせたり、勾配をつけて自然と水が排水口に向かう構造にするものもあります。こうした小さな工夫の積み重ねが、日々の使用での水残りを減らし、カビのリスクを最小限に抑えることにつながります。

 

 

 

I排水勾配・排水口の位置最適化

床に水が溜まりやすい場合、見落としがちなのが排水勾配と排水口の配置です。ごくわずかな床の傾きの違いが、排水効率に大きく影響します。 浴室全体が適切な勾配で設計されていれば、シャワーや浴槽の水がすばやく排水され、床面に水が残りにくくなります。また、排水口の位置を壁際から中央にすることで、水が一方向に集まりやすくなり、掃除のしやすさも向上します。

 

 

 

Iふた溝・ステップ部の通気・清掃性設計

浴槽のふたを置くための溝や段差、ステップ部分などは、目立たないけれども汚れや湿気が溜まりやすい箇所です。こうした部分の設計によって、カビの発生状況が大きく変わることがあります。 ふた溝に水が溜まりにくい形状や、通気を確保するための穴あき構造、掃除用具が入りやすい奥行きにするなど、細かな配慮が欠かせません。溝やステップを丸ごとなくしてしまう“フラットデザイン”を選ぶのも、カビを防ぐ有効な方法です。

 

 

 

I追い焚き配管・断熱配管による結露抑制

浴槽の追い焚き機能や給湯配管が断熱されていない場合、配管の外側に結露が発生し、それが周囲の湿気を増やす原因となることがあります。見えない部分であるだけに、気づかないうちに湿気が溜まり、カビや腐食のもとになる可能性も。 リフォーム時には、給湯配管に断熱材を巻く、配管スペースに換気口を設けるといった工夫を加えることで、結露の発生を抑え、浴室全体の湿度を安定させることができます。
浴室の構造や排水設計は、普段意識しづらい部分ですが、リフォームだからこそしっかりと見直すチャンスです。水の流れをスムーズにし、湿気がたまりにくい構造に整えることで、日々の掃除もぐっと楽になり、カビの再発を防ぐ環境づくりが可能になります。

 

 

=========================三章へ続く========================

 

 

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